(森田雅子会員からのご案内です)

生活美学研究所では、下記の通りに第5回スマートライフフォーラムをハイブリッド形式で開催いたします。

「新質素的生活方式」

コロナ禍、紛争をかいくぐり我々は身を低くし、息を詰めて生活している。だからこそ空しい利己的な贅沢を遠ざけ、利他を重んじる大きな志を大切にしたい。生きとし生けるもの全てがこの美しい地球の恵の循環に預かるよう、地球を守る。その第一歩として、家や身近な地域で実践できる小さな活動や生活行動を見直す機会をこのフォーラムで分かち合う。

【オンライン開催・事前申込制】 専用フォーム(https://forms.glewFQ9j9r16oZ9YyVA8)からお申し込みください。
◆日時:2023年3月11日(土)13:00〜15:45(12:30 対面受付、12:45 Zoom 入室開始)
◆講師:黒石 いずみ(青山学院大学総合文化政策学部客員教授) 、今川 朱美(広島工業大学工学部准教授)
◆コーディネーター:森田雅子(生活美学研究所所長) ◆聴講無料

【講演概要】

黒石いずみ「考現学で考える住まいの生態学」
東日本大震災やコロナ禍を経験して、豊かな生活の意味が見直されています。実は20世紀初頭のアーツ・アンド・クラフツ運動やモダニズム運動のデザイン思想にも、その動きは見られましたが、戦後の経済復興の中で消費主義や技術偏重主義に転換したと言われます。しかし被災地やコロナ禍の渋谷 などの身近な暮らしを考現学的な視点で調査すると、人々は社会や地域環境と調和して、自分らしく生きる居場所を作り出していることに気づきます。そのような住まいの意味の生態学を紹介します。

今川朱美「環境と景観から考える「くらし」と「まちづくり」」
1997年、地球温暖化防止京都会議にて、2030年までに温暖化ガスの排出量を各国半分にするという取り決めがありました。それから26年、私たちのくらしはどのように変わったのでしょうか?便利になりましたが、ゆたかだと言えるのでしょうか?2030年まで7年。どのような「まち」が望まれているのでしょうか?次世代へひきつがれる「まちづくり」をいっしょに考えてみましょう。

<お問い合わせ先>
生活美学研究所
E-Mail: seibiken@mukogawa-u.ac.jp
https://www.mukogawa-u.ac.jp/~seibiken/