『生活学論叢』Vol. 42 2022
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論 文
家庭工作から日曜大工へ
―日本におけるHome Improvementイメージの変遷―溝 尻 真 也
社会転換の荒波を生きる中国農民の「農」をめぐる葛藤と主体的な選択
―施肥に関するライフストーリーから読み解くもう一つの農民像―張 曼 青・三 好 恵真子
研究ノート
襲撃を受けた野宿生活者のスティグマ戦略
白 井 裕 子
第49回研究発表大会 公開公演「生活とアート」(日本生活学会50周年記念事業シリーズ)
大会テーマ「生活とアート」:企画の意図
有 末 賢
基調講演:江戸時代に見る生活の中のアート
田 中 優 子
第1会場 石牟礼道子原作『椿の海の記』の独演への挑戦
井 上 弘 久
石牟礼道子と「言の葉」
古 川 柳 子
第2会場 森下詩子企画 上映とワークショップ ドキュメンタリー映画『〈主婦〉の学校』
大 橋 香 奈・森 下 詩 子
第3会場 武田力ワークショップ 「民俗芸能の復活・創造と参加者の踊り実践」
武 田 俊 輔・武 田 力
『生活学論叢』Vol. 41 2022
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論 文
「ものがたり」と「ものづくり」からみる都市祭礼の持続
―東京都北区王子における「狐の行列」の事例から―李 婧
基盤型アソシエーションとしての講
―滋賀県栗東市目川の伊勢講勘定帳を読み解く―笠 井 賢 紀
写真家東松照明が直面した「基地の中の沖縄」
―日米の狭間で揺らぐ復帰前の現実と歴史への責任―吉 成 哲 平・三 好 恵真子
受賞者の声
研究論文賞を受賞して
受賞作『運動部活動における体罰肯定と「成長」という認識―事例研究からみる引退後における体罰の再解釈過程―』庄 形 篤
『生活学論叢』Vol. 40 2021
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論 文
セントラル・カラハリ・ブッシュマンにおける社会再編と葬儀
―生と死をめぐる変化への対応―杉 山 由里子
乾燥地の内陸河川下流において経験された「旱魃」
―イラン・ヴァルザネに暮らす男性たちのライフヒストリーからの考察―西 川 優 花
研究ノート
東日本大震災の仮設住宅地におけるコミュニティの活動性の形成
―大槌町の仮設住宅地の住民運営の実態に基づいて―似 内 遼 一
高齢期における積極的在村離農の可能性 ―元酪農家のライフストーリーを通して―
土 田 拓
公的住宅団地における高学歴技術職の中国籍住民の居住実態と地域との関わりに関する研究 ―首都圏2 団地の住民インタビュー調査から―
王 爽・藤 井 さやか
住宅建材の「銘木」表現にみる素材観の変容 ―戦後昭和期から現在まで―
岡田(泊里)涼子
『生活学論叢』Vol. 39 2021
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論 文
運動部活動における体罰肯定と「成長」という認識
―事例研究からみる引退後における体罰の再解釈過程―庄 形 篤
「戦争の影」を抱え展開し続ける「写真実践」
―東松照明が生活の現場から証した、長崎の被爆者の生と死―吉 成 哲 平・三 好 恵真子
中国の廃棄物処理施設の建設をめぐる公衆参加の制度化と
手続き的不正義の潜在化
―参加者範囲の縮小による環境リスクの分配的不正義―金 吉 男・小 林 清 治
受賞者の声
今和次郎賞を受賞して
受賞作『世界遺産「白川郷」を生きる―リビングヘリテージと文化の資源化―』才 津 祐美子
博士論文賞を受賞して
受賞作『首都圏の民間による集合住宅供給における住環境価値の商品化と立地地域の変容』吉 江 俊
研究論文賞を受賞して
受賞作『1960‒70年代日本におけるDIY/日曜大工―松下紀久雄と日本日曜大工クラブの軌跡から―』溝 尻 真 也
『生活学論叢』Vol. 38 2020
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論 文
3世代世帯が多い地域における祖父母の子育て支援に関する研究
―茨城県下妻市を事例として―島 田 由美子・藤 井 さやか
現代社会において有志として地域づくりに取り組む合理性
―新潟県十日町市鉢集落の有志参加型住民組織に着目して―清 水 健 太
ウガンダ農村における婚資が女性の生活にもたらす影響
中 澤 芽 衣
人間の塔チーム「サンツ」における十全的参加者のあり方と位置付け
―潜在的成員に着目して―竹 中 宏 子
石黒宗麿と“京窯”
―京都蛇ヶ谷・八瀬における創作活動と生活―余 語 琢 磨
研究ノート
地形と歴史からひも解く島の漁業とくらしの姿
―瀬戸内海を事例として―関 いずみ・大 西 修 平
ザンビア都市部におけるワイヤーおもちゃの変容
―経済成長とある作り手の製作活動に着目して―川 畑 一 朗
一般女性用防災服開発に向けた災害時の衣料品の準備状況の現状と問題点に関する調査
角 田 千 枝・近 藤 恵
宜興紫砂茶壺の足跡
―近現代陶芸師たちの生活史と創作追求―山 下 由美子
高齢者住宅居住者の居住継続と生活満足感との関連要因
―都心部の公設民営型サービス付き高齢者向け住宅居住者を事例として―馬 場 康 徳
『生活学論叢』Vol. 36-37 2020
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論 文
1960‒70 年代日本における DIY/日曜大工 ―松下紀久雄と日本日曜大工クラブの軌跡から―
溝 尻 真 也
中国における廃棄物処理施設をめぐる紛争に関する実証研究
―「二重の社会的不正義」の再検討と環境正義の多次元性からの考察―金 吉 男・小 林 清 治
明治期の讀賣新聞にみる雛祭りの普及過程―雛遊びから雛祭りへ―
水 島 かな江・古 田 貴美子・水 島 まさみ
書 評
田中二郎『アフリカ文化探検 半世紀の歴史から未来へ』
杉 山 由里子
受賞者の声
博士論文賞を受賞して
受賞作『現代ヒマーラヤ世界におけるチベット医学の制度化と病気治療』長 岡 慶
『生活学論叢』Vol. 35 2019
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論 文
映像エスノグラフィー研究における作品の行く末
―『移動する「家族」』の上映実践を事例に―大 橋 香 奈
地域に伝わるおんぶ具の変遷
―出雲「子負帯」と天草「もっこ」を事例に―園 田 正 世
「ポスト郷土中国」における養豚廃棄物処理の課題と展望
―安徽省南部の事例における郷土性の継承及び農業実践からの再考―張 曼 青・胡 毓 瑜・三 好 恵真子
研究ノート
現代カンボジアにおける老年者と仏教実践
―アビダンマ教学の学びに着目して―高 橋 美 和
中山間地域に暮らす女性たちの生活世界に関する研究
―家族主義的進路選択と生活意識の検討をとおして―藤 村 朝 子
第46回研究発表大会 公開シンポジウム「弔いと生活―死をめぐる現在をとらえる―」報告 2019
弔いと生活
―死をめぐる現在をとらえる―塩 月 亮 子
「無葬社会」のなれの果て
―ムラ・イエの消滅が、葬送の形を変える―鵜 飼 秀 徳
「伝統的」葬墓制の近代性について
土 居 浩
海洋散骨の現状と広がっている背景82
村 田 ますみ
歌と弔い
―ひとを偲ぶ音楽の現在―佐 藤 壮 広
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受賞者の声
博士論文賞を受賞して
受賞作『長浜曳山祭の都市社会学―伝統消費型都市の生活共同と社会的ネットワーク―』武 田 俊 輔
研究論文賞を受賞して
受賞作『オビシャ行事をめぐる地域社会の縮小戦略―村規約にみる現代化への対応―』金 子 祥 之
『生活学論叢』Vol. 34 2018
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論 文
生活文化としての趣味のファッション
―新たなサブカルチャーへの変容要因のデータ分析―齊 藤 佳 子・塚 本 一 義
研究ノート
台湾都市住宅における空間実践
─台北市南機場アパートメント住民のライフコースと住まい─白 佐 立
1980年代以降の昆布漁の変遷からみた番屋の変容
―北海道目梨郡羅臼町カモイウンベ地区の調査―金 子 晋 也・三 木 翔 平
『生活学論叢』Vol. 33 2018
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論 文
草餅と「三月三日」に関する研究
―日中比較民俗学の視点から―陳 翰 希
オビシャ行事をめぐる地域社会の縮小戦略
―村規約にみる現代化への対応―金 子 祥 之
生活環境に潜在する「関わり合いの契機となる空間」
―口述史集『すみだ区民が語る昭和生活史』を用いた生活空間の再考―清 水 健 太
研究ノート
裁判員の経験を通した気づき
―裁判員経験者の記録とインタビューから―下 本 英津子
第45回研究発表大会 公開シンポジウム「移動の生活学」報告 2018
第45回研究発表大会シンポジウムをふり返る
加 藤 文 俊
その場所にいること
―ひらかれながら、ひきこもる―笠 置 秀 紀・宮 口 明 子
マイパブリック
―手作りの公共について―田 中 元 子
カレーキャラバン
江 口 亜維子・加 藤 文 俊
受賞者の声
今和次郎賞を受賞して
受賞作『浅草公園凌雲閣十二階』佐 藤 健 二
研究論文賞を受賞して
受賞作『調理用エネルギー源の選択における食文化の影響―ウガンダ・カンパラ首都圏における調理方法と木炭の需要―』浅 田 静 香
第45回研究発表大会 展覧会報告
土俗学から計画へ―今和次郎と西山卯三の生活調査が目指したもの―
黒 石 いずみ
『生活学論叢』Vol. 32 2017
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論 文
コンヴィヴィアルな場としてのライブハウス
―市場原理と贈与交換のブリコラージュによる価値創造―生 井 達 也
研究ノート
1945~1952年に見られるカンチレバーの椅子
―日本映画に見られる生活と椅子に関する研究(1)―石 村 眞 一
『大學新聞』の研究にむけて
―終戦前後を語る史料の可能性―小 関 孝 子
追悼文
松平 誠先生を偲ぶ
中 野 紀 和